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「しっかり寝たはずなのに、なんだか疲れが取れない」「布団に入ってもなかなか寝つけない」…そんな悩みを抱えている方、多いのではないでしょうか?
私たちの体と心を健康に保つうえで、睡眠はとても大切な役割を持っています。睡眠中には、日中に使った脳や体を休めて回復させるだけでなく、肌や髪のターンオーバー、ホルモンバランスの調整、自律神経のリセットなど、さまざまな働きが行われています。
「美容のゴールデンタイム」と呼ばれる夜10時〜2時の時間帯は、成長ホルモンが分泌されやすいと言われ、肌の修復や代謝アップにつながります。つまり睡眠の質が下がると、美容や健康、さらには心の安定にまで影響してしまうんです。
質のよい睡眠がとれていないと、さまざまな不調が現れます。
・日中の集中力や記憶力が低下する
・自律神経が乱れてイライラや気分の落ち込みが増える
・肌荒れやむくみが出やすくなる
・代謝が下がり、太りやすくなる
特に女性にとっては「美容の大敵」でもあるため、睡眠を見直すことは美と健康を守る第一歩なんです。
では、どうしたらぐっすり眠れるようになるのでしょうか?毎日の生活に少しずつ取り入れられる習慣をご紹介します。
① 寝る前のスマホは控える
布団に入ってからスマホを見てしまう方も多いと思いますが、スマホの光に含まれるブルーライトは脳を覚醒させ、眠気を遠ざけてしまいます。理想は寝る30分前にはスマホやPCを手放し、リラックスできる時間をつくること。
② 寝る前のルーティンを作る
人は習慣の生き物です。毎晩「これをすると眠る時間」と脳が認識するようになると、自然と眠りやすくなります。ストレッチや深呼吸、アロマを焚く、温かいハーブティーを飲むなど、自分が落ち着けるルーティンを見つけてみましょう。
③ カフェインの摂取は夕方まで
カフェインには覚醒作用があるため、夕方以降にコーヒーや紅茶、緑茶などを飲むと眠りが浅くなる原因になります。夕方以降はカフェインレスの飲み物を選ぶと安心です。
④ 軽い運動を取り入れる
ウォーキングやストレッチなど、日中に軽く体を動かすと体温のリズムが整い、夜に自然と眠気が訪れやすくなります。激しい運動は逆に眠れなくなることがあるので、気持ちよく続けられる程度がベスト。
⑤ 寝室環境を整える
眠りやすい環境を整えることも大切です。照明はできるだけ暗めにし、エアコンや加湿器で快適な温度・湿度に保ちましょう。寝具も自分の体に合ったものを選ぶと、睡眠の質がぐんと上がります。
それでも「今日はどうしても眠れない…」という日もありますよね。そんなときは、無理に寝ようと頑張らないことがポイント。眠れないときに時計を見て「あと○時間しか寝られない」と焦るほど、眠気は遠ざかってしまいます。
どうしても眠れないときは、一度布団から出て、読書や軽いストレッチなどリラックスできることをしてみましょう。眠気が自然に訪れてから布団に入る方が、結果的に質の良い睡眠につながります。
睡眠は「ただ休む時間」ではなく、体と心を整えるために欠かせない大切な時間です。眠れない夜が続くと不安になりがちですが、日中の過ごし方や寝る前のちょっとした習慣を変えるだけで、睡眠の質は大きく変わります。
まずはできることから取り入れて、自分に合った心地よい眠りのスタイルを見つけてみてくださいね。
